日経賞見解。
年々天皇賞春の存在意義が薄れていくのに比例して過疎化していく伝統のG2日経賞。
かつては産経大阪杯が春の盾の最後のトライアルレースでしたが、近年の中距離レース需要によりG1に昇格した為、この日経賞が天皇賞春への最後の試走レースになります。
そんな
日経賞の見解ブログになります。
先週で2回中山が終了した訳ですが、春の中山は連続開催の為、今週から3回中山開催になりますが、今週もAコース継続なんですね。
中山牝馬ステークスが露骨な外差し決着になった為、馬場は外が有利になったと思ったら2回中山最終週の2重賞、スプリングステークス、フラワーカップ共に前で内を回った馬が勝ち負けして外を回った馬は全く届かないという今の中山の芝はとても謎めいた傾向を見せています。
Aコースは今週で5週目になりますが、先週の傾向から今週もまだまだ前で内を回った馬が有利になる気がします。
となるとここは
◎タイトルホルダーに逆らうのは難しそう。
前走の有馬記念はパンサラッサを追いかけながらも後ろのエフフォーリアを意識しなければならない非常に厳しい立ち位置の中、0.5秒差の5着。
鞍上の和生も4角では一瞬夢を見たと言うほど抜群の手応えでした。
そんなタイトルホルダー、天皇賞を見据えた休み明けの試走にはなりますが、有馬記念から一気の相手弱化、更に主張する馬も突いてくる馬も見当たらない今回は単騎の楽逃げが濃厚。
内前が残れる今の中山の馬場を思えば、ここは菊花賞圧勝の再現になる気がします。
対抗は一応、同じく休み明けの○ヒートオンビートにしました。
この馬は個人的に中山向きの馬では無く、距離も足りないと思い前走の金杯は軽視していたんですが、自分のイメージ以上に価値ある3着だった気がします。
今回は500mの距離延長で道中の追走も楽になり、3角から置かれる事なく捲って行ける気がします。
前を追いかける機動力が無いので、タイトルホルダーに勝ちに行くのは難しく、如何にも対抗向けの馬。
鉄砲での好走歴が無いのでパドックの気配次第では評価を下げるかも知れない。
▲は中山巧者のアサマノイタズラ。
内が荒れて外差し馬場ならタイトルホルダーは競馬が難しくなる上、大外ぶん回しがスタイルのこの馬に逆転のチャンスがあったと思うけど、今の馬場では難しそう。
兄弟忖度で武史が和生に華を持たせそうな懸念もあるので、アサマノイタズラに単の魅力は乏しく感じます。
鞍上強化といえ、乗り難しいムラのある馬なので、展開や立ち回り次第では十分ぶっ飛びそうな危険な人気馬とも言えます。
△はボッケリーニとクレッシェンドラヴにしました。
ボッケの前走は武史が上手く内を突いて勝ち負けしたほぼベストパフォーマンスで今回再び浜中に乗り替わった事で、外を回すのはほぼ間違い無さそう。
距離延長で外を回す以上、前走からのパフォーマンスダウンは確実だけど、相手も弱化しているので、展開時代で馬券圏内はありそう。
逆にクレッシェンドラヴは一度使われて今回はパフォーマンスを上げてきそうな雰囲気。
馬は加齢と共にズブくなって距離の融通が効くようになるらしいので、今のこの馬にとっては距離延長はいい方に出そう。
前走の行きっぷりが再現出来れば4角も内目を回れそうなので、馬券圏内は十分ありそう。
ウインキートスは有馬記念でディープボンドと迷いに迷って紐にして撃沈した馬。
牝馬はメンタル的にスランプになると脱出が難しく、有馬記念の内容はその雰囲気を漂わせていたので今回は思い切って切ります。
馬券はタイトルホルダーの単を厚く買って、利確した上でタイトルホルダー1着固定で3連単を買います。
紐はパドックを見て印の中から3頭に絞ります😤