京王杯スプリングカップ見解。

先日、ゴールデンシックスティの回避が報じられて一気に盛り上がりに欠けるG1になってしまった春のマイル王決定戦、安田記念への出走権を掛けた最終トライアルレース

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京王杯スプリングカップの見解になります。

 

舞台は本番と同じながらも距離が1F短い為、安田記念を目指すというよりはこのレースを取りに来た馬が揃ったメンツに思えます。

 

明日は牝馬限定によるマイルG1のヴィクトリアマイルがあるにも関わらず、ここを選択してきた1番人気のメイケイエールは特に陣営の勝負気配を感じますね。

 

この京王杯スプリングカップというレースはいわゆるマイラータイプより、スプリンタータイプが強いレースなんですよね。

 

マイルの流れよりスプリント戦に近い流れでレースが構成される為、いわゆるマイラータイプの馬は置かれ気味になってしまう印象があります。

 

先週の府中の芝の傾向は、基本的に内前で立ち回った馬が有利に見えたけど、メインのNHKマイルカップは直線内を空ける馬が目立ちました。

 

その傾向に従えば、外差しが有利に思えるけど、今週から府中の芝はBコースになる為、個人的には前目を立ち回れる機動力に優れた馬が有利なのかなと思います。

 

展開的に主張したいのはリフレイムとクリスティの2騎。

 

リフレイムの前走は実績の無い右回りで完全に度外視出来て、今回は左回りで得意の広い府中に変わり条件が好転するけど、問題は1Fの距離短縮。

 

マイルと7F戦ではテンから道中の流れまで全く変わってくるので、今までの様に息が入るか微妙なんですよね。

 

主張しないと持ち味が生きないクリスティ、更には大外のメイケイエールが掛かる可能性があるので、大好きな馬だけど今回はリフレイムを本命には出来ないというのが個人的な見解です。

 

レースの鍵を握るのは1番人気のメイケイエール。

 

前走の高松宮記念は掛かる事なくレースを全うし、更に馬場の悪かった大外を唯一伸びてきた馬なんですよね。

 

傾向的にも高松宮記念組は強いし、広い東京コースに変わるのもどう考えても好材料なので、まともにレースさえしてくれればこの馬が1番勝利に近いと思います。

 

池添に乗り替わってからは一戦一戦、気性の成長を見せているので、おそらく今回も真面目に走ってくれる気がしますが、こればっかりはパドックと返し馬を見ないとなんとも言えない感じですね。

 

個人的にメイケイエールを生で見るのは初めてなので、とても楽しみです。

 

今回の条件が嵌まりそうなのはスカイグルーヴとシャインガーネット。

 

スカイグルーヴは気性的に休み明けの方が走りそうなタイプだけど、問題は早枯れが噂されているエピファネイア産駒という事。

 

この馬がここで凡走したら、明日のデアリングタクトの人気も下がりそうな気がします。

 

シャインガーネットはメイケイエールと違い堅実さが信条なので、ここまでの過程、今回の条件を考えると3連系馬券の軸には最も相応しいのかなと思います。

 

ただ、個人的に田辺の府中での立ち回りが中途半端というか、中山のように大胆に乗れない冴えない騎乗が多く感じられるので、シャインガーネットというか、田辺の単勝は正直あまり買いたくありません。

 

メイケイエールと並んで前走破格の競馬をしたのがタイムトゥヘヴン。

 

ただ、この馬はスタートが遅くテンで置かれる馬なので、正直7F戦向きでは無いと思います。

 

現在も雨は降り続き、おそらく馬場状態は極悪レベルが予想されるので、本命は平場の傾向とメイケイエールのパドックの気配を見てから決めます😤