根岸ステークス反省会。

毎週競馬をする人間にとって、競馬は勝っても負けても結果が全てでは無く、その要因を分析して次に備える事こそが重要だと考えます。

 

という訳で日曜日に行われた

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根岸ステークスの反省会という名のレース回顧をしてみたいと思います。

 

僕は

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オメガレインボーを本命にして撃沈しました。

 

好発を決めるもポジションを下げて直線は馬群の中を進路を探しながらしぶとく伸びて5着という内容でした。

 

もし、ポジションを下げなければ勝ち負けしていたかも知れないけど、それは結果論の話で、後方から差す競馬を期待しての本命なので、ポジションを下げた和生を批判するのは後出しジャンケン並みに卑怯な言い訳だと考えます。

 

オメガレインボーは力負けしていないけど、オメガレインボーを本命にした自分の予想が負けたというのが素直な印象です。

 

予想的な敗因は展開を誤った事。

 

①リアンヴェリテが主張出来なかった。

ヘリオステイエムが予想以上に下げた。

ジャスティンが立て直していた。

 

が、主な要因。

 

①と③はリンクする問題なんだけど、ジャスティンのテンが速過ぎて、リアンヴェリテは国分が促しまくるも全くついていけず主張するのを諦めてしまった。

 

ジャスティンはずっと6F戦を使っていたので、中距離から来たリアンヴェリテよりテンの早さに慣れてるんですよね。

 

これはオメガレインボーが好発を決めたのも前走1200のカペラSを使っているのにリンクする問題になります。

 

発馬後こそ促すもその後は馬なりジャスティンに対して、促しまくるリアンヴェリテが全く追いつけなくて国分が主張するのを早々に諦めたが故にジャスティンに息が入ります。

 

テンこそ早かったけど、道中ペースが落ち着きジャスティンに息が入った事でジャスティンは直線まで脚を貯める事が出来たんだと思います。

 

ジャスティンの+14はリフレッシュされ立て直した証拠であり、逆にリアンヴェリテは加齢で掛かり難くなったのが、この展開を生んだ要因だと考えます。

 

オメガは好発を決めるもペースが緩んだタイミングで下げてしまったので、展開を味方に出来ず終始後手に回った気がします。

 

勝ったテイエムサウスダンと2着のヘリオスは鞍上が思い切ったメリハリをつけた好騎乗に導かれた結果だと考えますね。

 

ヘリオスが好位からの競馬になるのはある程度想像出来たけど、テイエムサウスダンが中団で我慢出来るというのは完全に想定外でした。

 

僕の去年の根岸ステークスの本命がテイエムサウスダンだったんですが、この馬も掛かり気味に先行するタイプなので、今回は完全に地雷だと思ったんですよね。

 

この岩田康成って騎手は代名詞のジェットスキーを象徴する様に行きたがる馬を強引に抑えるメリハリをつけた騎乗が持ち味なんですよね。

 

馬の行く気に任せる横山典弘とは真逆のスタイルで僕は追い方も含めて嫌いなんだけど、岩田康成は強引なイン突きや道中一気の捲りなどメリハリを付けた騎乗が多くて、これが上手く行くパターンが多く勝ちきれるタイプのジョッキーなんですよね。

 

ある程度人気を背負うと思い切った騎乗ってし難いものだけど、成し遂げた物が多いが故に肝の座った騎乗が出来た岩田康成と武豊のワンツーだったレースの気がします。

 

テンは早かったけど、道中は落ち着いてしまったが故に後ろから行く馬には厳しく、中団で脚を貯めれた馬が弾けた。

 

それが今年の根岸ステークスだと思います。

 

勝ったテイエムと2着のヘリオスは鞍上の作戦と展開が嵌まった結果であり、今回1番強い競馬をしているのは道中終始後方で脚を貯めれて不利なく外を回ったタガノビューティーより、全てが噛み合わなかったオメガレインボーだと思います。

 

今回好走した馬は次走人気になります。

 

次走買うべき馬は今回ベストパフォーマンスを発揮した馬より力を出しきれなかった馬になります。

 

毎週競馬をする人間にとって、その時の勝ち負けより勝因敗因を分析しての次回への展望こそが重要であり、また競馬予想の醍醐味と考えます😏